皆さんこんにちは!
沖縄県宮古島市を拠点にクレーンリースやコンテナ・プレハブ販売、リースなどを行っている
大洋開発、更新担当の富山です。
〜“置くだけ”じゃない!コンテナの基礎工事〜
コンテナハウスを導入する際に、「地面に置くだけ」と考えている方は少なくありません。
しかし、実際には地盤調整や基礎工事が不可欠です。
特に宮古島のような強風地域では、基礎がしっかりしていないと転倒・沈下の危険があります。
ここでは、コンテナ設置の前段階として行われる施工の流れを紹介します。
まず最初に行うのが現地調査です。
土地の傾斜・地質・水はけ・隣接道路の状況を確認し、
どのような基礎を採用すべきかを判断します。
地盤が軟弱な場合は、砕石を敷いて転圧を繰り返すなど、
沈下防止のための補強工事を行うこともあります。
また、コンテナのサイズ(20ft/40ftなど)や設置位置によっても、
必要なスペース・基礎の厚みが異なります。
コンテナハウスの基礎には、主に以下の3種類があります。
独立基礎(ポイント基礎):コンテナの四隅をコンクリートで支える方式
布基礎:連続したコンクリートで支え、安定性を高める方式
ベタ基礎:全面をコンクリートで覆い、地盤沈下や湿気対策に効果的
宮古島のような高湿・塩害地域では、鉄筋入りコンクリート基礎+防錆処理が推奨されます。
基礎が完成したら、水平精度の確認を行います。
この作業を怠ると、コンテナが傾いて扉が開かない・雨漏りが発生するなどの問題が起きるため、
レーザーレベルなどでミリ単位の調整を行います。
また、風圧による転倒を防ぐために、アンカーボルトでの固定が必須です。
特に海沿いエリアでは台風時の突風に備え、
構造計算に基づいたアンカー数・位置が重要となります。
コンテナの床下には湿気がこもりやすく、
放置するとサビやカビの原因になります。
そのため、排水勾配をとったり、防湿シートを敷いたりといった対策を行います。
また、雨水が溜まらないように地盤を高める「盛土」も行い、
全体を通して通気性のよい設置環境を整えます。
基礎が完成したら、いよいよコンテナを設置します。
クレーンで吊り上げ、四隅の位置と高さを再確認しながら慎重に据え付けます。
その後、電気・給排水・空調などの配管接続を行い、
最終確認を経て使用開始となります。
見た目はシンプルでも、
その裏では丁寧な測定と調整の積み重ねがあることを忘れてはいけません。
コンテナハウス設置において、基礎工事は“見えないけれど最も大事な部分”です。
しっかりした地盤と精密な水平調整が、安全性と快適性を左右します。
「置くだけだから簡単」と思われがちなコンテナ設置も、
実際には建築物と同じだけの施工精度が求められるのです。
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沖縄県宮古島市を拠点にクレーンリースやコンテナ・プレハブ販売、リースなどを行っております。
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